(40)八重桜・カンザン
(40) 八重桜・関山(カンザン) 【派手な緋色のカンザン】 山桜や大島桜などの自生の桜を改良したいわゆる「里桜」のうちのひとつが「八重桜」です。 「ヤエザクラ」には、色々な品種がありますが、一番広く栽培されているのが、この関山(カンザン)です。 「カンザン」は樹勢が強く、花が大きくて、美しいので外国では特に好まれています。...
View Article(41)八重桜・白妙
(41) 八重桜・白妙 「八重桜」の色はさまざまですが、「白妙・しろたえ」は白花の代表的な桜です。 めったに見かけない珍しい桜で、近隣にも城内公園に一本だけ植えられています。 「白妙」という名前のとおり、白一色の花はなかなか清楚ですっきりしています。 白妙はむかし、東京荒川堤に移植された大島桜系の里桜の一種で、花は純白の大輪で花びらは10~15枚です。...
View Article(75)石川啄木
(75) 「石川啄木」 1885-1912 「石川啄木」は明治45年の今日、4月13日に亡くなっています。 石川啄木と言えば歌集の「一握(いちあく)の砂」が有名ですね。中学の国語でも習いました。 センチな年頃でした。 東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたわむる 頬(ほ)につたふ なみだのごわず...
View Article(42)八重桜・フゲンゾウ
(42) 八重桜・フゲンゾウ(普賢象) 【やさしい花色の八重桜・フゲンゾウ】 普賢象(フゲンゾウ)も大輪の八重咲きですが、 カンザンに比べると少し花が小さくて、花色もおとなしい薄紅色です。 八重咲きの花のおしべが二本、葉化して、キバのように突き出ているのが特徴です。 それが、普賢菩薩が乗っている象の牙に似ているので、この名がつきました。...
View Article(76)啄木の死
「啄木の死」 ② ふるさとの山に向かひて 言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな はたらけど はたらけど猶(なお)わが生活(くらし)楽にならざり ぢっと手を見る 打ち明けて語りて 何か損をせし如く思ひて 友とわかれぬ 「一握の砂」...
View Article(77)レオナルド・ダ・ヴィンチ
レオナルド・ダ・ヴィンチ (1452-1519) 1452年の今日・4月15日に「レオナルド・ダ・ヴィンチ」が生まれています。 「レオナルド・ダ・ヴィンチ」はイタリアのルネサンス期を代表する芸術家で、絵画、彫刻、建築、音楽、科学から解剖学・地学・植物学に到るまで、さまざまな分野に顕著な業績を残して「万能人」と呼ばれています。...
View Article(43)八重桜・ウコン
(43) 八重桜・ウコン 【黄色い桜・ウコン】 桜の色は普通、淡紅色が多いですが、黄色い桜がこの「ウコン」です。 ウコンは「鬱金」と書きます。 よく「左近の橘」「右近の桜」の右近と混同されますが,これは誤りです。 「鬱金」はしょうが科の植物で、根は濃い黄色をしていて、砕いてカレーの香辛料とし、また黄色の染料にも使います。...
View Article(44)緑の桜・ギョイコウ
(44) 【緑の桜・ギョイコウ】 黄色いウコン桜も珍しいですが、もっと変わっているのは緑の桜、御衣黄(ギョイコウ)です。 多布施川沿いの数千本の桜並木の中でも、たった一本だけしかありません。 「ギョイコウ」は緑の花を咲かせる唯一の桜ですが、これは花に含まれている葉緑素のためで、前記のウコンが淡黄緑なのも、少しばかり葉緑素が含まれているからです。...
View Article(45)八重桜・イチヨウ
(45) 【華やかな八重桜・イチヨウ】 「イチヨウ」は一葉と書きます。 「一葉」と言う名前は、花のおしべが変化して、葉のように一本突き出ているのが特徴だからです。 花色も薄紅色で「フゲンゾウ」にとてもよく似ていて、名札がなければちょっと見分けがつきませんが、フゲンゾウはおしべが二本突き出ていますし、白色とピンク色の花が混ざっていてより華やかです。...
View Article(78)チャールズ・チャップリン
(78) チャールズ・チャップリン (1889-1977) チャップリンは、1889年4月16日にロンドンで生まれました。彼はイギリスの映画監督であるとともに偉大な芸術家でもありました。 シランが子供のころの映画は、まだトーキーではなく無声映画でしたが、洋画の三大喜劇王は「チャップリン、ロイド、キートン」の三人でした。...
View Article(46)菊桜
(46) 菊桜 「菊桜」は八重桜の一種ですが、花びらが70枚以上ついているものを「菊桜」と呼ぶそうです.。 花びらが菊の花のように多いので菊の名がついたのでしょう。 花は小さくて約2センチほど、八重桜の半分くらいです。 開花期は4月中旬から5月上旬までの2週間ぐらいで、普通の桜と違い、濃い紅色から薄い紅色、さらに白色と色が変わっていく全国でも珍しい桜です。...
View Article(79)落第生列伝
(79) 「落第生列伝」 受験シ-ズンも慌ただしく過ぎて、今は新入学の季節。新しい人生の出発ですが、合格出来なかった者にとってはこれから辛い灰色の季節がやってきます。 と言っても、志望校に落ちたからと言って悲観することはありません。 人生はまだまだ、その緒に就いたばかり、人生、先は永いです。 奈良に住む友人の一人は、母校に入ってすぐ蓄膿症の手術をしました。...
View Article(47)菊桜②
(47) 菊桜 ② 「菊桜」は石川県に多いそうで、特に金沢兼六園の菊桜は天然記念物になっており、花びらが300枚もあるそうです。この兼六園の菊桜は、むかし前田家が京都御所から下賜されたものと言われ、「御所桜」と呼ばれて居ましたが、1970年に枯れてしまい、現在のは2代目だそうです。...
View Article(80)落第生列伝②
「落第生列伝」 ② 落第生というよりも劣等生というべきでしょうか、学業成績が悪くて、しかも成功した人はとても多いです。 ○ まず、「C・ダーウィン」...
View Article(48)梨の花
(48) 「梨の花」 「ナシ」はバラ科の落葉高木で、自生の梨の木は放って置くと、5,6mにもなりますが、園芸用のは採果のために棚を作るので低く抑えられています。 梨の花は桜に遅れて四月末ごろに、枝先に数個固まった五弁の白い花を咲かせます。 その清楚な美しさは、梅や桜に劣らず綺麗な花ですが、花よりも実の方に人の関心が向くのか、あまり「梨の花見」というのは聞きません。...
View Article(81)落第生列伝③
(81) 落第生列伝 ③ ○ 「J・ニュートン」の成績もひどいものでした。 彼は怠け者で機械いじりだけが好きでした。家業の農場を何とか切り盛りできたので、やっと学校に通うことを許されました。クラスでは最低の成績で、喧嘩が強いというだけが彼の唯一の取り柄でした。...
View Article(49)ヤブツバキ
(49) ヤブツバキ 一般に「ツバキ」と言えば、この「藪椿・ヤブツバキ」のことを言います。 「椿」はツバキ科の常緑低木または小高木で本来は暖地の植物ですが、日本ではもっと北の青森県にまで自生しています。 「椿」という漢字は日本で作られた和名で、正式の漢名は「山茶・シャンチァ」で、和名のツバキと言う呼び方は「厚葉木・アツバギ」のアが抜けたものと考えられています。...
View Article(82)カントとレーニン
(82) カントとレーニン カント(1724-1804)はドイツの大哲学者で、1724年の今日・4月22日に生まれて居ます。 彼は形而上学の批判の課題とし、「純粋理性批判」によって独自の批判哲学を完成しました。...
View Article(50)オトメツバキ
(50) オトメツバキ 「乙女椿」は常緑低木で藪椿よりも小さいですが、中々強健で枝も多く、樹勢も強いです。花びらがいっぱいあるのが特徴で、淡い桃色の花は乙女の姿を思わせます。 開花時期は3月末から5月初旬までと長く、中輪の八重咲きですが、花芯がありません。...
View Article(51)ヒメサザンカ
(51) 「ヒメサザンカ」 公園に小さい椿が咲いている、と思ったら「ヒメサザンカ」の名札がついていました。 樹高は2mくらいです。 「ヒメサザンカ」はツバキ科の常緑小高木で、冬に小さな白い花をつけ、花には芳香があります。花はごく小さくて、径2,5センチ位しかありません。 もともと沖縄北部に自生している固有種ですが、ツバキとの交配で園芸種もいろいろ作り出されているようです。...
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