
「八重桜」の色はさまざまですが、「白妙・しろたえ」は白花の代表的な桜です。
めったに見かけない珍しい桜で、近隣にも城内公園に一本だけ植えられています。
「白妙」という名前のとおり、白一色の花はなかなか清楚ですっきりしています。
白妙はむかし、東京荒川堤に移植された大島桜系の里桜の一種で、花は純白の大輪で花びらは10~15枚です。 蕾は淡いピンク色ですが、やがて真っ白になります。
開花期は4月中旬で、八重桜の中では早咲きの方、ソメイヨシノよりも遅く、関山より早いようです。
然し、今年は桜の季節が例年になく早く、四月初旬にはもう散ってしまい、今はすっかり葉桜になっています。
今年は、初夏の装いにはまだまだ早いようですが・・
春過ぎて 夏来にけらし 白妙の
衣ほすてふ天の香具山 持統 天皇
衣ほすてふ天の香具山 持統 天皇