
推古天皇12年(604年)の今日、4月3日に聖徳太子によって「憲法十七条」が制定されました。
太子は大陸文化の移入に熱心で、仏教を盛んにし、日本文化に新しい道を開きました。
「一日一言」
*心の怒りを絶ち、おもての怒りをすて、人のたがうことを怒らざれ。
人みな心あり。心おのおの執ることあり。彼よみすれば、我非なり。我よみすれば即ち彼非なり。我必ずしも聖にあらず。彼必ずしも愚にあらず。共にこれ人のみ。
人みな心あり。心おのおの執ることあり。彼よみすれば、我非なり。我よみすれば即ち彼非なり。我必ずしも聖にあらず。彼必ずしも愚にあらず。共にこれ人のみ。
是非の理(ことわり)、いずれか定むべき。相ともに賢愚なり、鐙(あぶみ)の端なきが如し。 (憲法第十条)
*聖徳太子と言えば、紙幣の顔としても有名ですね。
1930年に百円紙幣に太子の肖像画が載って以来、百円札、千円札、5千円札、1万円札と7回も使われています。
1930年に百円紙幣に太子の肖像画が載って以来、百円札、千円札、5千円札、1万円札と7回も使われています。
「聖徳太子」と言う名前は生前には使われておらず、本名は「厩戸の皇子」と言いました。
皇子は誓願に来た10人の話を一度に聞き分けたと言われるほど、頭が良かったそうです。
しなてるや片岡山に飯に飢えて臥(ふ)せる旅人あわれ親なし
聖徳太子 「拾遺和歌集」