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Channel: 95歳ブログ「紫蘭の部屋」
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(187)コスモスもさまざま

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     (187) コスモスいろいろ
 
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 「コスモス」は、ギリシャ語で調和・善行・名誉・宇宙などの意味があるそうですが、そんな意味は知らなくても、とにかく爽やかなきれいな花です。
 
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 コスモスほど、花色が様々なのも珍しいですね。 
 次々に園芸種が生まれて居るんでしょうね。
 自然的になのか、人工的になのか、わかりませんが。。
 
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   *雲は多いですが、からりとした秋らしい青空がのぞいています。
    いよいよ秋本番の様相です。
    野に山に、楽しい行楽に行きたいですね。。
 
      秋近う 野はなりにけり白露の
         置ける草葉も 色変わりゆく          紀友則
 
 
 
 


(188)ソバ畑

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      (188) 【そばの花】
 
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  ソバはタデ科ソバ属の一年草で、原産地は中央アジアですが、日本には縄文時代ごろには早くも渡来しています。

 草丈は1mぐらいで、茎の先端に房状に6ミリぐらいの花をいっぱいつけています。
花色は白か淡紅色で、葉は三角形のハート型をしています。 実の粉末は麺やパンにして食用になります。ソバの実が稜(ソバ=角)のある麦から、ソバと呼ぶようになったと言われています。
 
 
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  ソバは荒地でも容易に育つので、救荒作物として昔から栽培されていました。真っ白いソバ畑は秋の風物詩として親しまれていますが、実は植物アレルゲンのひとつに指定されているそうですよ。
 
 
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      蕎麦はまだ 花でもてなす 山路かな      松尾芭蕉
 
 
 
 *今日は朝から青空が広がって絶好の洗濯日和。
   二階の物干し場まで洗濯物を運ばされました。 
 
    自動車保険の更新、いた~い!
    今度の免許更新で車も終わりにしようかな。。 
    病院や買い出しと、老々生活には車が必要だし・・
    あと2年くらい、がんばろう。。
 
 
 

(189)ソバ畑

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      (189) ソバ畑
 
 
        「吉野ヶ里のそば畑」
 
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 二千年前の弥生時代の遺跡「吉野ヶ里」の木柵と環濠に囲まれた「ムラ」では、当時稲作をしていた跡が残って居ます。
 歴史公園の「南のムラ」では、今赤米とソバ、ミズイモなどが栽培されており、広大なソバ畑に立つと遥か遠く2千年前の弥生人の生活が偲ばれます。
 
 
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    「ソバ」はタデ科の一年草でアジア北東部の原産です。
日本には朝鮮を経て渡来し、十世紀ごろから栽培されてきました。涼しい気候の山地に適し、やせ地でもよく生育します。

 茎の高さは60センチ~1m位で秋に小さい白い花をたくさんつけます。この花は一日ほどの命ですが、次々に咲くので1ヶ月ほども咲き続けます。ミツバチの蜜源として重用され、花の後の実を挽いてそば粉を作って食用にします。 また実の殻はソバ殻として枕に詰めて使用されます。
 
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               赤いソバの実が出来かかっていました。 イメージ 6
 
                   
 
    *いやー、御嶽山が噴火しましたね。
 
 御嶽山は木曽駒山頂から遠望しただけで、登ったことはありませんが、火山はいつ爆発するかわからないので、ほんとに怖いです。
 
  雲仙の普賢岳も、霧島の新燃岳も、九重の硫黄山もシランが登った翌年に爆発しました。
  一年遅かったら・・ほんとに明日のことは分かりません。
 

(190)赤ソバの花

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        (190) 赤ソバの花
 
      
     いま、吉野ヶ里・国立歴史公園の北側には、赤ソバの花が満開です。
 
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  昔からソバは白いものと決まっていましたが、最近は観光用の赤いソバも目立ちます。
 赤ソバは「高嶺ルビー」と呼ばれるもので、ヒマラヤ地方から信州大学の先生たちがこの実を持ち帰り、品種改良したものです。
 
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 赤いソバ畑は大変美しく、観光用として最近公園などで栽培されていますが、実の収穫量が白いものより三分の一と少なく、味も食用としては今ひとつだそうです。
 
 
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  *今日も朝からどこからともなくキンモクセイの甘い香りが漂ってきます。
   天高く、青空澄んで、絶好の行楽日和。。
   どこかえ行きたいなぁ。。
 
 
    ♪  「空気がうまい」    サトウハチロー 作詞
 
        空気がうまい 空気がうまい
        たのしい手紙を よむ朝は
        空気がうまい 空気がうまい
        葉もれ陽(び)ちらちら のぞいてる
        風まで中身を 読みに来る
            空気がうまい 空気がうまい
 
 
           空気がうまい 空気がうまい
           小川がやさしく 光る日は
           空気がうまい 空気がうまい
           かわいいサカナも 顔を出す
           あぶくも青空 うつしてる
               空気がうまい 空気がうまい
 
 
 

(191)キンモクセイ

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    (191) 【秋の香り・金木犀】   
 
   朝、窓を開け放つとどこからともなく、キンモクセイの甘い香りがただよってきます。
 
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  キンモクセイの木犀(モクセイ)という名前は、木の肌の模様が動物の犀(さい)の肌に似ているからだといわれています。
 モクセイの橙色のものを「金木犀・キンモクセイ」  白い花が咲くのを「銀木犀」といいます。
 
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  金木犀(キンモクセイ)はモクセイ科の常緑樹で、原産地の中国から江戸時代に渡来し、庭木として広く植えられています。
  高さは3~4mで、中秋のころ甘い香りを漂わせて、小さい橙色の花をいっぱいにつけています。
 この木はとても硬くて、そろばんの玉や印鑑、家具などに使われています。
 
   
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         木犀の香や 年々の きのふけふ   西島麦南 
 

 毎年、毎年、季節違わず金木犀の香りがただよい、秋の訪れを感じさせてくれます。
  もうすっかり秋ですねー。

    「秋のおとずれ」   大岡 博 作詞
 
     ♪ みょうがの葉かげの みょうがの子
        あるかなきかの 秋風に
        あかいちいさな  芽をだして
        そっとのぞいて  よんでいる
        水あさぎ色の 秋の空

           秋がきたのだ 知らぬ間に
           秋がきたのだ 知らぬ間に
 
 
 
   * いいお天気ですね。
     明日はゴルフです。
     ぼちぼちと歩いてきましょう。。
        青い空に秋の訪れを満喫しながら。。
 
 
 
 
 

(192)紫苑(しおん)

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      (192)  「シオン・紫苑」 
    
 
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 「シオン」は東アジアの原産で、キク科の多年草。
 我が国での栽培の歴史は古く平安時代の「今昔物語」にも出てきます。
 茎の高さは1,8m位で、秋に小菊に似た淡紫色のきれいな花を一杯咲かせま
す。 この花の色から「紫苑色」と言う色の名称が付けられました。
 
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   紫苑の花言葉は「君を忘れず」だそうです
 昔、伊藤左千夫の短編に「野菊の墓」という小説がありました。
 戦後、これを題材にした「野菊のごとき君なりき」言う映画もありましたが、この野菊とは紫苑のことでしょうか。。
 
 
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          二の峠 三の峠も 野菊かな   青畝
 
 
 
 *今日から10月、爽やかな仲秋の訪れです。
  昨日のゴルフの疲れがあるかと思いきや、元気!元気!
  今日もまた、ひと回りしたいくらい。。(^^)/
 
      ♪ 「どこかへいこう」    武鹿悦子  作詞
 
       どこかへ いこう
       しらないところへ いこう
       川があったら どうする?
       あひるに わたしてもらう
 
          どんどん いこう
          もっと もっと いこう
          ねむくなったら どうする?
          れんげの ベットをかりる
 
        どんどん いこう 
        さきへ さきへ いこう
        かえれなくなったら どうする?
        星に おしえてもらう
   

 

(193)野菊のいろいろ

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     (193)  「野菊のいろいろ」
 
  「野菊」は野生の菊の総称で、特別「野菊」という名の菊の花が有るわけではありません。一般には淡い紫色の「嫁菜・ヨメナ」が野菊と思われていますが、紫色の「野紺菊・ノコンギク」黄色い「油菊」「粟黄金菊・アワコガネギク」白い「竜脳菊・リュウノウギク」野路菊・ノジギク」などさまざまです。
 特別庭などで栽培されるものではありませんが、いずれも可憐な小さい花で、秋の山野に風情を添える花たちです。
 
    「ヨメナ・嫁菜」
 
  ヨメナはキク科の多年草で、道端や野原のどこにでも咲いている、淡い紫色の小さい花です。花がきれいなので、婿菜(ムコナ・シラヤマギク)に対して嫁菜という名がついています。
 当地では、若葉を塩でゆでて,炊き上がったご飯に混ぜて「ハギナ飯」を作ります。
 
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    ↓   「野紺菊・ノコンギク」
 
  野菊としては最もそれらしいのが「ノコンギク ・野紺菊 」です。
山間の沢から人里まで広く分布するごく普通の野菊で、花は薄紫の、非常にヨメナによく似た花です。
 
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 ↓  「粟黄金菊・アワコガネギク」
 
  「アワコガネギク」は野菊の一種で、花はちょっと小さめで、 山麓や土手などやや乾いたところに自生している多年草です。
 漢字で書くと「粟黄金菊」で、粟のように密集して花がついているので「牧野富太郎博士」が命名しました。
  別名の「菊谷菊・キクタニギク」は京都の自生地の地名からきているそうです。 
         足元に日の落ちかかる野菊かな     一茶
 
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 ↓  「リュウノウギク・竜脳菊」

 「リュウノウギク」は新潟以南の本州、四国、九州に分布するキク科の多年草で、いわゆる野菊の一つです。
  秋も深くなるころ、山道や石垣の日当たりのよいところに白い花を咲かせています。
 はじめは茎が直立していますが、花の咲くころになると頭が重くなり、地面を這うような形になります。
 葉が卵形で微毛があり、少し切れ込んでいます。

 「リュウノウキク・竜脳菊」という名前は中国から伝来した「竜脳」という香料に似ているからで、 神経痛や冷え性などの漢方薬にも使われています。
 
 
                     ↓ 【リュウノウ菊】
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           菊の花 きれば香の清みかも    木下利玄
 
 
 *降ったりやんだりの秋らしいお天気です。
   女心と秋の空。。
   明日は晴れるらしい。。
 
      ♪風の中の 羽根のように
        いつも変わる 女心。。

(194)孝女・白菊物語

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     (194)  「孝女・白菊物語」
  
 日本の秋を代表する花と言えばやはり「菊」ですね。
 皇室の御紋章にもなって居るので、菊は日本古来の花と思われがちですが、古代中国で何種類かの野菊が交配されて、奈良時代末期に日本に渡来したものです。
 
 菊の中でも「白菊」は清楚で高潔、真っ白い花には如何にも日本の秋の花らしく、清々しい気品があります。
 
 
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 明治10年(1877)の西南戦争の時、熊本の士族で薩軍に加わったため、阿蘇に身を隠していた父が、ある日猟に出たまま行方不明になりました。
 娘の白菊はその父を捜して阿蘇の山深くさまよいました。
 その足跡は長陽、白水、久木野など阿蘇の各地に及び、いまだに村民の愛慕の的になっています。
 熊本の長陽村・黒川のほとりには「孝女・白菊の碑」が建っています。
 
      阿蘇の山里秋たけて
         眺めさびしき夕まぐれ
           いずこの寺の鐘ならむ
           諸行無常と告げわたる。。
 
 
   「孝女・白菊物語」
 むかし子供のころ「孝女・白菊」と言う物語が絵本に載っていました。
可愛そうな「白菊の波乱万丈の物語に惹かれて、小学校の図書室で読みふけったのを思い出します。
 
  明治初年の西南戦争の時、熊本の士族でありながら薩摩軍に加わったために、賊兵として阿蘇に身を隠して住んでいる親娘がいました。。
 その父親がある日、狩りに出たまま戻らなかったのです。あわれ十四歳の娘は父を待ちかねて、一人で父親を捜しに山に入って行きました。。。
 
 詩人の「落合直文」は軍隊の兵舎内でこの阿蘇地方に伝わる物語を読み、除隊後に「孝女白菊」という長文の叙事詩を作ったそうです。
 「孝女白菊の歌」としてもよく歌われ、今手元にある東海林太郎の「明治大正の流行歌」というテープの中にも入っています。
 ちょうど、お寺で聞く「ご詠歌」のような節回しかなぁ、 ちょっと物悲しい。。

   
     「孝女白菊の歌」   落合直文 作
 
   ♪ 阿蘇の山里秋ふけて、眺めさびしき夕まぐれ
     いずこの寺の鐘ならむ、諸行無常とつげわたる
     をりしもひとり門を出て、父を待つなる少女あり。
     年は十四の春あさく、色香ふくめるそのさまは
     梅かさくらかわかねども、末たのもしく見えにけり
 
     父は先つ日狩りにいで、今猶おとずれなしとかや
     軒に落ちくる木の葉にも、かけひの水のひびきにも、
     父やかへるとうたがわれ、夜な夜なねむるひまもなし
             ・・・・・・
 
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  「白菊」の母は死の間際に「実はお前は私の子ではない。白菊の咲き誇る野辺で見つけた「拾い子」なので名前を「白菊」と名付けた」と言い残して亡くなっていたのです。
 
 狩りに出たまま帰らない父を捜して山に入った「白菊」は、恐ろしい山賊に追われて捕えられ、無理やり俺の妻になれと脅されました。ところが、その酒盛りの最中に、飛び込んできた若い寺僧に助けられて、一緒に逃げ出しました。その寺僧が実は家を出ていた彼女の兄だったのです。後を追ってきた山賊たちを食い止めていた兄はお前は早く逃げろと言って山賊の群れに斬りこんでいきました。。
 
         嵯峨野の奥に調べけむ
         想夫恋にはあらねども
         父の行方を偲ぶなる
         心は何か変わるべき
         峯の嵐か松風か
         尋ぬる人の琴の音か
         一人木陰にたたずみて
         聞き言る人は誰ならむ。 
 
 独りぼっちになった白菊は道のほとりの神社で兄の無事を祈っていると、柴を刈っていた一人の老人が近寄り、娘の身の上を憐れんで家に連れて帰りました。 それから三年が経ち、娘の美しさを伝え聞いた村長が嫁にほしいと言いってきました。しかし、実は母が死ぬ時に、家出した兄が帰ってきたら二人を夫婦にしようと、と言っていたのです。
 
 この言葉を思い出した白菊は老人の家を逃げ出して、今はさらばと「南無阿弥陀仏」を唱えながら川に身を投げようとしました。
 その時白菊を呼び止めた人がいます。それがなんと3年前に賊に追われて別れ別れになった、あの兄ではないか。。
 二人は手に手を取り合って家に帰りました。妻戸を押し開けて家に入ってみると、こわ如何に、そこには懐かしい父がいるではないか。。
 父は谷底に落ちて長い間出られなかったが、ある日落ちていた藤かずらにすがって谷を抜け出してきたとのことでした。

  
          父の言葉を聞き居たる
         二人の心やいかならむ
         嬉しと兄の立ち舞えば
         楽しと妹も歌うなり
         ともに喜ぶ折しもあれ
         後ろの山の松ヶ枝に
         夕日かかりて鶴が啼く
 
 
 めでたし、めでたし・・ 
 孝女・白菊の物語,これにて一巻の終わりでございます・・

       
              白菊の目に立てて見る塵もなし   芭蕉
 
 
 
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(195)イワニガナ(ジシバリ)

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     (195)  イワニガナ(ジシバリ)
 
 
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 イワイワニガナはキク科の多年草で、岩の上にも生えることができるニガナという意味で、別名の「ジシバリ」は、地面を這うように伸びて広がる根の様子が地面を縛っているように見えるからです。
 それだけ生命力の強い雑草です。
 
   夏から秋にかけて、2,5センチ位の黄色い菊のような小さな花をつけます。
 
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   *今日は秋らしい晴れ間が広がりました。
    スーパー買い出し。
    思わぬ急用が出来て、何かと忙しい昨今です。
 
 

(196)チロリアンランプ

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      (196)  チロリアンランプ
 
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     【面白い形の花・真っ赤なチロリアンランプ】 
 
 「チロリアンランプ」はアオイ科の植物で、ブラジルの原産です。
 ほんとに、灯をともした山小屋のランプに似ていますね。
 また花が釣り用の浮き輪に似ているので、浮釣木【ウキツリボク】の別名もあ
ります。
 
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 7月から10月頃にかけていろんな色の花が咲きます。
 昔はこの木の繊維をつかって布や繊維を作ったとか。。
 また、家畜の下痢止めにも効果があるそうです。
 
 
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   * すっかり秋らしくなりました。 
     九州には幸い台風もそれてくれて、今日は青空が覗いています。
 
 
  *行楽には絶好の季節ですが、明日家内が手術のため入院するので、どこへも行けません。
    明日から数日は留守をしますので、失礼します。
 
   しばらくは老老介護のため隣県まで、行ったり来たり。。
    ブログも書いたり書かなかったりと思いますが、よろしくお願いします。。 
 
 
      病雁(びようがん)の 夜さむに落ちて 旅ねかな     芭蕉
 
 
 
 
 
 

(195)イワニガナ(ジシバリ)

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     (195)  イワニガナ(ジシバリ)
 
 
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 イワイワニガナはキク科の多年草で、岩の上にも生えることができるニガナという意味で、別名の「ジシバリ」は、地面を這うように伸びて広がる根の様子が地面を縛っているように見えるからです。
 それだけ生命力の強い雑草です。
 
   夏から秋にかけて、2,5センチ位の黄色い菊のような小さな花をつけます。
 
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   *今日は秋らしい晴れ間が広がりました。
    スーパー買い出し。
    思わぬ急用が出来て、何かと忙しい昨今です。
 
 

(196)チロリアンランプ

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      (196)  チロリアンランプ
 
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     【面白い形の花・真っ赤なチロリアンランプ】 
 
 「チロリアンランプ」はアオイ科の植物で、ブラジルの原産です。
 ほんとに、灯をともした山小屋のランプに似ていますね。
 また花が釣り用の浮き輪に似ているので、浮釣木【ウキツリボク】の別名もあ
ります。
 
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 7月から10月頃にかけていろんな色の花が咲きます。
 昔はこの木の繊維をつかって布や繊維を作ったとか。。
 また、家畜の下痢止めにも効果があるそうです。
 
 
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   * すっかり秋らしくなりました。 
     九州には幸い台風もそれてくれて、今日は青空が覗いています。
 
 
  *行楽には絶好の季節ですが、明日家内が手術のため入院するので、どこへも行けません。
    明日から数日は留守をしますので、失礼します。
 
   しばらくは老老介護のため隣県まで、行ったり来たり。。
    ブログも書いたり書かなかったりと思いますが、よろしくお願いします。。 
 
 
      病雁(びようがん)の 夜さむに落ちて 旅ねかな     芭蕉
 
 
 
 
 
 

(79)ご無沙汰しました。

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   (79)
                 (台風一過の秋の空)
 
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 皆さん、 一週間のご無沙汰でした・・<(_ _)>
 今日から、また90歳ブログの再開です。
 2,3日、福岡の娘の家に泊まりましたが、今日は朝から一人で自宅に居ます。
 
 ここ1週間ほど、九大病院まで地下鉄の階段を上ったり、下りたり、広い病院内を歩き回ったり、デパ地下の買い物に付きあったり、馴れない都会のマンション暮らしでチョッと疲れました。
 昨日まで連休で娘が家に帰っていたので、食事も楽ちんでしたが今日からは50年ぶりの独身生活、ゴソゴソと起きだして何とか朝飯を済ませました。
 
       起きて見つ寝て見つ部屋の広さかな 
 
  
                   加賀の千代女・(遊女浮橋の作ともいう)
 
 
 蛇足ながら。。
 ご心配かけましたが、おかげさまで、家内の手術はうまく行きました。
 皮膚と骨の間の筋肉や脂肪の部分(軟部組織)に出来る悪性腫瘍(の疑いがあるので)切除せねばなりません。 
 
 背中の腫瘍はわずか1センチしかないのに周りの部分を広さ8センチ、深さ2センチを切除せねばなりません。痛くもかゆくもなく、外からはどこにコブがあるのか全く分からず、先生が触っても探すのに困るほどの小さい腫瘍ですが、悪性なので放っておくとだんだんに大きくなり5センチとか10センチにもなって、肺への転移、再発が起こりやすく、死亡率も高いのです。
 
 三度目の手術なので皮膚の余裕がなく、手術で切除したあとに皮膚移植が必要なので、形成外科の先生からは全治3か月の予定だ、とおどされました。
 しかし、幸にも三段腹のおかげで、皮膚をできるだけ引っ張って縫縮できたので皮膚移植を免れました。 たるんだ三段腹も案外お役に立つものです。。
 
   捨てる神有れば拾う神あり。。(^^)/
  まぁ、よく言えば、年の割には肌が若いという事かも・・(^_-)-☆

 
 もし、皮膚の移植をするとすれば、有茎皮弁術という難しい名前の手術をするはずでした。切除した所と隣り合わせの部分を同じ8センチの大きさに切り取って、皮膚だけでなく下の組織まで一緒に移植するので、1,2ミリの小さい血管を顕微鏡下で縫合するそうです。腫瘍の切除に2時間半、移植手術に2時間半の予定でしたが、皮膚移植をせずに済んだので、2時間半で済みました。
 
 手術当日、麻酔から覚めて4時間後には車椅子に乗せられ、翌日には歩行器で少し歩かされました。
 年寄りは少しでも早く足腰を動かさないと、歩行困難で寝た切り状態になるそうです。

 
 とにかく、おかげさまで助かりました。
 10万人に一人という珍しい病気だそうですが、皆さんも小さい出来ものでも固い出来ものにはご用心を。。
 原因もわからず、治療法も早期の切除しかないそうです。
 放射線も抗がん剤も効かないとか。。
 
  以上、くどくどとブログ再開の報告です。。m(__)m・・

(80)秋の野道を・・

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     (80) 秋の道を・・ランララン
 
 家内の手術の回復も順調なようで、明日あたりからリハビリに取り掛かるそうだ。不味くて食べる気がしない・・と言っていた病院食もどうやら食べられるようになったようだし・・
 にわか主夫業も案外手間取るもので、今日もパソコンに向かう暇もない。

 気晴らしに、山麓の自然公園を一回り、2時間半。
 90の坂を越えたらずいぶん足が遅くなった。つまずいて倒れないように一歩、一歩慎重に歩く。昨日の風で山道には小枝が散乱、山ミミズでも食べるのか、猪が荒らした跡の山道はまるで人が耕したようにデコボコだ。
 
 
  コスモスの野道を子供たちが ルンルン、ルルン ♪ 
 
        ♪とんとんともだち みんなで九人
          一ちゃん 二(じ)ろくん 三(さぶ)ちゃん
          四げぼう 五ろちゃん  六んぼ 七(なな)ちゃん
          八(やっ)ちゃんこに 九どんどん
          誰かが叱られた みんなでごめんなさい 
 
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 コスモスの残り花以外には花らしき花もなし、アケビや烏瓜、柿の実、クサギ、ガマズミの実。。
 このガマズミの名前が出てこなくて弱った。最近人の名前だけでなく、花の名前も時々出てこない。
 脳細胞の引き出しが固くなったどころか、カギがかかって開かなくなってしまったようだ。。
 
 さて、ここらで夕食にとりかからねばなるまい。。
 冷蔵庫の中から残り物を探して、レンジでチンしておしまいだ。。
 
 
 

(81)柿もぐと木に登りたる日和なり

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        (81) 柿もぐと・・
 
 今日も朝から快晴だが、肌寒いくらいになってきた。
 ふだんなら今日は16日のミニ同窓会だが、家内
の入院のためにとりやめた。
でも、みんな年だし、そろそろ食事会もやめた方がいいかも・・お世話役もなんだか面倒くさくなってきた。
 
 朝から食事の用意やら掃除など、家事万端をしていると、主夫業もなかなか手間がかかる。パソコンを打つ暇もない。
 夕方、高枝切りで庭の柿の実を一つちぎってみた。よく熟れているが、味はまあまあかな?肥料もやらないし、何しろ何十年も経つ老木だから仕方がない。
 でも、柿の実が赤くなると医者が青くなるというほど栄養価があるらしいし、血圧なんかにも良いそうだから、カラスに食べられてばかりでは可哀想だ、少しはちぎってみるか。。
 
 
      柿もぐと木に登りたる日和なり
        はろばろとして背振山見ゆ     中島哀浪
 
 
 哀浪さんは郷土の歌人で、白秋、牧水と肩を並べる九州三大歌人のひとりです。50年ほど昔、当地の高校の先生をして居られるころ、家を新築したので記念に先生に自然木の板にこの「柿もぐと・・」の歌を書いてもらいました。

 ところが先年、だいぶ埃をかぶったので、思わず洗剤で洗ったところ筆あとのスミが薄れてしまい、困った、困った。。(~~:)
 慌ててシランが筆でその上からダメ書きをして、座敷の長押の上にかけているが、先生の筆やらシランの筆やらわからんごとなってしもうたバイ。。(^^:
 
      伽羅柿を一つちぎってみました。。
 
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  うちの柿は伽羅柿(キャラガキ)という品種で、江戸時代の初めの頃からある昔ながらの佐賀特産の柿ですが、樹齢が30年ぐらいにならないと甘い柿になりません。
 伽羅柿は富有柿のように栽培されることもなく、昔ながらの民家の隅にひっそりと立っ
ています。
 いわば自然の恵みの木なんです。
 
 伽羅(きゃら)の木は、黒褐色の仏像などを作る木材ですが、伽羅柿のなかにある黒いゴマがこの伽羅の木目に似ているからです。
  独り身のつれずれに、久しぶりに包丁で柿をむいてみました。  
  ちょっと小さいので、ゴマがも一つ少ないし・・甘さももひとつです。
  まだ少し熟れていないのかも。。
 
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       おひとつどうぞ。。
         ( シブのためにお尻がつまっても知りませんぞ~~)
 
 
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(197)菊もいろいろ

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      (197) 菊もいろいろ
 
       「白菊」
 
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         【黄菊】
 
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              黄菊白菊 そのほかの名は無くもがな     嵐雪
 
 
  漢字の 「菊」 の字は、散らばつた米を一箇所に集める、という意味で、たくさんついている菊の花びらを米に見立てたものだそうです。 

  中国では「菊」は不老長寿の薬効があるとされていて、陰暦の9月9日には菊酒を飲み、長寿の祈願をする慣わしがありました。
 これが日本に「重陽の節句」として伝えられ、宮中では9月9日に菊の花を酒に浮かべて飲みながら菊を鑑賞するという、「重陽の宴」が開かれるようになりました。

  のちに、菊は天皇家の紋章となり、また日本の国花になりました。
    (日本の国花は桜と菊の二つです)

 
      「ピンク菊」
 
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       赤菊」
 
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           有る程の菊投げ入れよ棺の中     夏目漱石 
 
 
           赤と白の混合もあります。
 
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 *今日も雲一つない爽やかな青空が広がっています。
     朝のうちは肌寒いぐらいでしたが、いまは日ざしが暑いくらいになりました。
 
  昼から、博多の病院まで出かけます。 帰りは夜遅くなるかな?
  夕食は阪急デパ地下の「トンカツの浜勝」で「カツ丼」でも食べて帰ろう。。
       晩酌が出来ないのが、玉にキズ。。
 
 

(82)天丼の味

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     (81)テンドンの味
 
       皆さん、こんにちは。   今日も素晴らしい日本晴れでした。
 
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 冷蔵庫が空っぽになったので、スーパーに買い出し。
 娘が心配して土、日に帰省しているので、今日は一週間分の献立を調理しています。シランは冷凍したのを、チンして食べるだけです。
 手術した家内も、息子も娘も、病人よりもチョンガー生活のシランの方が心配のようで、ちょっとうるさいです。。 
 
 昨日も博多の病院まで行って来ました。佐賀からは特急で35分ぐらいですが、待ち時間や地下鉄など合わせると自宅から大学病院まで2時間ほどかかります。
 おかげさまで、背中に10センチくらいの横一文字の赤黒い切り跡が残っていますが、家内は元気で歩行器で歩いていました。
 主治医の先生はこの病気の専門医で、大学院卒業後、アメリカ留学3年、ガンセンターや原爆病院などを歴任された若手の先生なので安心です。
 
 帰りに娘と駅の地下街で、久しぶりに天丼を食べて帰りました。
 戦前の若いころ初めて東京に行ったとき、丸ビルの中に勤めていた従兄が、八重洲口のガード下の食堂で「天丼」をおごってくれました。
 生まれて初めて天丼を食べた田舎少年のシランは「世の中にこんなにうまいものがあるのか・・」と目を丸くしたのを思い出しました。
 
   以上、卒壽翁の身辺雑事の報告です。。
 
 
       「秋草の歌」    佐藤春夫
 
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(198)柿の実の赤くなる頃

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       (198) 「柿の実の赤くなるころ」
 
 柿の実が赤く色づく季節になりました。
 今日も雲一つない秋晴れのいいお天気で、柿の実も青空によく映えています。
 
 
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 「柿の実が赤くなると、医者が青くなる」と言われるほど柿の実にはビタミンンCやカリュームなどの栄養素が多いそうですが、あの柿の実の紅黄色の色がまた何とも言えません。「赤き実・アカキミ」が「カキ」の語源だといわれるほど、美しい赤い柿の実は日本の秋を象徴する風物になっています。

 江戸時代に有田焼の「酒井田柿右衛門」が、この美しい柿の色を磁器にどうして再現しょうかと、散々苦心した話もうなづかれますね。それだけ熟れた柿の実の色には神秘的な美しさと魅力があります。
 
 佐賀地方に昔ながら実生している「伽羅柿・きゃらがき」はそのタンニン物質が固まって黒ゴマのように実の中に散らばっていますが、青いうちは渋くて食べられませんが、この黒いゴマが出来ると甘くなって食べられます。
 
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 うちの甘柿はこの「伽羅柿」でいつのころから植わっているのか、記憶にありませんが、最近はカラスが青いうちから、うちの柿の実を食べてしまうようになりました。よく熟れてから食べればいいものを、どうして青いうちから食べるのか不思議でなりません。昔はよくゴルフ場でゴルフボールをくわえて逃げていましたが、最近は食べられないと学習したのか、それともいたずら心が無くなったのか。。
 小鳥は植物の赤い実に惹かれると言いますが、とにかくカラスは白い丸いものがお好きのようで、庭の隅にあるお地蔵さんや中央さんに上げる正月の小餅は、必ずすぐにカラスに持って行かれます。
 
 子供の頃、庭の中央さんのそばに、大きな「渋柿」がありました。時々木登りをしたりして遊びましたが、カキの材は堅いくせにもろくてすぐにポキリと折れてしまいます。よく母から危ないからやめなさい!と叱られました。楠も何本か植えてありましたが、こちらは細い枝でも折れにくく、良く飛び上がって枝にぶら下がり、鉄棒のように尻上がりやブランコ代わりにして遊んだものです。
 
 
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 柿には「甘ガキ」と「渋柿」があります。
 もともと自生のカキは渋柿でしたが、食用にするために、鎌倉時代以後に改良されて甘柿が出来ました。(突然変異かもしれません。)
 柿が渋いのは、含まれているタンニン物質が水溶性のためで、不水溶性になれば「渋柿」も甘くなります。 だから渋柿も渋を抜いて甘くすると食べられます。
 
 母が良く風呂の残り湯に一晩つけておいて甘くしていました。柿の実が大量なので羽釜のお湯では間に合わなかったのでしょうが、今の感覚ではちょっと不衛生な話ですね。とにかく渋柿を40度くらいのお湯に一晩くらいつけておくと甘くなるのです。昔の佐賀の方言では「練り柿」と言っていましたが、単純に甘いだけで、甘柿ほどの風味はありません。
 最近ではアルコールにつけてシブを抜くようですね。
 
 渋柿の皮をむいて、縄につるして天日干しにすると、「干し柿」になります。
 干し柿は甘ガキよりも甘くなりますが、子供の頃、うちで作った吊るし柿は乾燥が足りないのか、青いカビが生えたりしてなかなかうまくできません。当地の気温の低い山間部では吊るし柿が名産になっていますが、市内では温か過ぎるせいでしょうか。。
 今でも山手の小学校では子供たちの柿むき競争もあるんですよー。今は小さい包丁を使いますが、ほんとは日本剃刀が最適だとか。。
 干し柿はしわが多いので、「しわが出来るまで長生きする」という意味でお正月の床飾りの「蓬莱山まつり」にも何個か乗せて、年取りの盃がすんだあとに各自が一つ頂きます。
 
 「渋柿」もよく熟したものは、甘くて食べられます。
 赤く熟れたトマトのように少しぶよぶよになります。こちらでは「しゅうれん柿」と言いますが、徳島では「ずくし」というそうです。これは「塾柿・ジュクシ」から来たものでしょう。また能登地方では「うんだ」というそうですが、これは「熟れた」から「熟んだ柿」という言葉になったのでしょう。
 九州の都城では「じゅくりっしょ」というそうです。なんだか可愛いですね。
 佐賀の「しゅうれん柿」という方言は、柿の渋さが口の中がシバレルような収斂作用があるからでしょうか。。
 昔は渋柿からは柿渋を取って、生活用にいろいろと使いました。
 
   ①和傘に塗って防水用にする。(渋傘)
   ②渋団扇のように、紙に塗ると強度が増す。
   ③家の柱や家財に塗って、防腐剤として補強する。
 
 うちの桶風呂にも時々、渋柿から採った渋を塗って防腐剤に使っていました。 子供にとっては、塗ったばかりの風呂の渋の匂いは、何とも嫌なものでしたが。。
 
              昔は露天の桶風呂でした。  中島潔 画
 
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 その他、柿のへたは胃腸薬の漢方になり、特にシャックリの止まらないときには効果があるそうです。柿の葉は血圧にもいいそうで、柿の葉茶があったり、柿羊羹や奈良、和歌山地方に多い「柿の葉寿司」などの食用にもなっています。

 今は洋風の美味しい果物がいっぱいで、甘いだけの地味な柿の実はとかく敬遠されがちですが、皆さんも季節の果物として召し上がっては如何でしょうか。。
 
 (木守り柿)
 昔から、柿の木をちぎるときに一つだけ採り残しておく、という風習があります。木に残しておく柿の実、最後に残った柿の実のことですが、これを「木守り柿」と言います。これは来年も豊作でありますようにと願いを込めると共に、カラスや鳥たちの食べ物として残すのだそうです。
 澄んだ秋空を背景に、枯れ枝にひとつだけポツンと残っている柿の実は、いかにも日本の秋らしい風情があります。
 
 
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          柿ひとつ空の青さに堪えんとす      石坂洋次郎
 
 
 *独り身のつれずれに、長々と書きすぎました。
  土、日に帰省していた娘が、作っておいた一週間分の食材をレンジでチンして今から夕食です。
 
 

(199)実りの秋

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        (199)  実りの秋
 
 秋闌けて花も過ぎ、野山はすっかり実りの季節になりました。
 枯れ枝の柿をはじめ、ざくろやカラスウリ、アケビの赤い実が目立ちます。
 
     烏瓜たよりなげなる青き実の
       一つかかるもさびしきものを     与謝野晶子
 
 
     ↓  「石榴・ざくろの実」  
 
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 ザクロの実は秋に紅色に熟して、口が裂け、淡紅色のたくさんの種子が現れます。
 味は酸っぱいですが、外国では子孫繁栄のめでたい木とされて居ます。
 
      ひやびやと 日のさしゐたる 石榴(ざくろ)かな    安住 敦
 
 
    ↓  「烏瓜・カラスウリ」 
 
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 秋になると、カラスが好んで赤い実を食べるので、「カラス瓜」という名前がついています。
 カラスウリは日本朝鮮、中国に自生するウリ科のつる草で、花が真夏の夜にしか咲かないので人目に付きにくいですが、エビガラスズメという蛾が夜中に雄花と雌花の間を飛び回って花粉を媒介します。
 
       つる引けば はるかに遠し からす瓜    酒井抱一
 
 
  ↓ 「アケビ・通草」 
 
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 アケビはつる性の落葉低木で山野に自生しています。
実が秋になると熟して縦に裂け、淡泊色の実が露出します。その様子から「開け実」から「アケビ」となったそうです。
 実は甘くて食べられますが、新芽も食用になります。アケビの茎の水の通る管がが大きく、みな通じているという意味で「通草」と書きますが、この管を穂⒮て煎じると、利尿、鎮痛などの漢方薬に使います。。
 
       口あきて 通草(あけび)は泣けり 霧の中    殿村とし子
 
 
 
 *今日は久しぶりに曇っています。
   朝はパン食で簡単でしたが、お昼もうどんで済まそうかな。。
    カラスの朝飯も柿の実ですましたらしい。。

 

(83)独身卒寿翁の朝メシ

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     (83)  「卒寿の独身朝メシ」
 
 朝7時に目が覚めてみたら雨だれの音がポツリポツリ・・
 予報では夕方から降り出すと言っていたのに。。
 おや、もう空が明るくなってきた。。
 ほんとに女心と秋の空だなぁ、、
 
     風の中の 羽根のように
     いつもかわる 女心
      涙こぼし笑顔つくり
      うそをついて だますばかり
      風の中の 羽のように
      女心かわるよ ああ 変わるよ
 
 
 夕べ11時半に休んで7時起床だから、7時間半の睡眠だ。途中一度トイレに起きたが、晩酌にビールを飲んだので仕方がない。ビールはほんとによく効く利尿剤だ。
 
 洗面後、血圧測定。135ー63・・何時もの通り。
 神様、仏様と庭の中央さん、お地蔵さんにお参り。 パチパチ・・<(_ _)>・・
 今日も柿の木にカラスが何羽か・・赤く熟れた柿の実は、美味しいカラスの朝飯だ。
 そこで、シランも朝飯の支度にとりかかる。
 こちらはカラスのように、柿一つという簡単明瞭には行かない。
 
 娘が作っておいたので冷蔵庫の中に食材はいろいろあるが、取り分けたり、温めたりいろいろせねばならない。
 
  ①まず、ポットいっぱいのお湯を沸かす。
  ②急須を洗って、茶殻を捨てる。
  ③目玉焼きを作る。 あれー、ぐしゃぐしゃになってしもうた。。
  ④みそ汁を暖める。トーフ、玉ねぎ、ジャガイモ、わかめ、ニンジンと具がいっぱいだ。
  ⑤皿に野菜類を取り分ける。もやしと、ピーマン、ブロッコリーなどの炒め物。
  ⑥ブドーパン二個暖め。
  ⑦ヤサイジュースコップ一杯。
  ⑧トーフ四分の一。
  ⑨リンゴとナシの切り端、各3個とミニトマト、一個
 
 まぁ、こんなものかな?
 あ、しもうた。。梅ぼしと海苔を食べるのを忘れてたァ。。
 そうだ、血圧の薬を忘れないで・・と。
 あと、熱いお茶を一杯。。 これで予は満腹じゃ。。
 皿やフライパンの後片づけも、なかなか時間がかかる。
 

 そういえば、軍隊時代の洗い場は兵舎の外にあって吹きさらしだった。小雪が舞う朝などは、あまりに寒いのでズボラをしてアルミの食器にお茶を入れて、人差し指一本で食器の中を洗ったりしたのを思い出す。ほんとに寒かったなぁ。。
 食事時間を知らせる「食事ラッパ」が

    「かっこめ かっこめ かっこめ かっこめ  かっこ飯だ~
     かっこめ かっこめ かっこめ かっこめ かっこ飯だ~」
 
 
 と、いかにも、早く食べろ!とばかりにせわしなく聞こえてくる。「早寝、早飯、早グO」の三つが軍隊生活の第一条件なのだが、シランは飯が遅い方だったから、バツとしてよく鉄砲担いで営庭(グラウンド)を一周させられたものだ。
 さて、夢のような昔話は別として、食事のあとは掃除機で部屋の掃除と風呂の掃除をして、やっと朝の主夫業はおわりだ。。
 
 気ままな体操を半時間ほど、ゴルフのスイングをまた半時間ほど・・
 これでようやくパソコンを開いたと思ったら、もう12時だ。。
 なんと一日の早いこと。。
 人生も残り少ないというのに。。
 
 以上、独身卒寿翁の朝メシの報告はおわりデス。。
 
     「小鳥の朝メシは済んだかな?」
 
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  またまた、食事の支度です。
  昼メシは簡単にラーメンにでもしようかな?
   でも、野菜も少しは食べないと、長生きはできないぞ。。 (^_-)-☆
 
 
 
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