(169) 「芭蕉」
「芭蕉」はバショウ科の多年草で、古代に観葉植物として原産地の中国から渡来しました。
松尾芭蕉の草庵の庭に、弟子がこの植物を植えたので「芭蕉」という俳号になったとか・・
本来は「松尾宗房」という名前でした。
松尾芭蕉の草庵の庭に、弟子がこの植物を植えたので「芭蕉」という俳号になったとか・・
本来は「松尾宗房」という名前でした。
「芭蕉」は花も独特ですが、葉の大きさには驚かされます。バナナも同じですが、これが樹木ではなくて草だとは到底思えませんね。葉の大きさは2mほどにもなり、秋風に音を立てるようになります。この葉はとても傷みやすく、やがて葉脈に沿って破れていきます。
これを破れ(やれ)芭蕉と言います。
芭蕉の葉傲然として破れけり 和賀世人
(芭蕉の花)
花も独特の形で、ちょっと他では見られません。
芭蕉にはバナナに似た実が生りますが、黒い種ばかり多くて食べられないそうです。
それに、花は鳥媒花で日本には適当な媒鳥が居ないのでめったに結実はしません。
(芭蕉の実)
独居(ひとりゐ)や芭蕉をたたく雨の音 二葉亭四迷
*地場スーパーに買い出し。
今日ぐらいは晴れてもよさそうなものなのに、帰りにはまた降り出しました。
8月に晴れたのは2日だけ、9月になってもまだ二日しか晴れていません。
そのせいか相変わらず野菜が高い、キュウリ一本66円。
今年は涼しすぎて西瓜もあまり食べなかった。
薬師岳で京大生二人遭難、山岳部だというのにこのゲリラ豪雨の多い時に沢登りとは無謀すぎる。。
と、言いながらウチの息子も脚の骨折以来、もう2か月もたつというのに、まだ松葉杖だそうだから、人のことを言えた義理ではないのだが。。
しかし、将来ある優秀な若者が山で命を絶つのは、何とも痛ましい。。